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2019年、経済の行方について考えたこと

過去放映された「欲望の資本主義(NHK)」

年末年始は近くのお寺や神社にお参りする以外、自宅でゆっくりしていました。
12月に終えた大学の集中講義の疲労感もようやく抜け、正月はテレビの特集番組を見ていました。

目を惹いたのは「欲望の資本主義(NHK BS1)」です。
2019年版に合わせ過去2年分も放映されており、タイトルは「ルールが変わる時(2017)」、「闇の力が目覚める時(2018)」。

現在の状況を見事に捉えていてくぎ付けになりました。


顕在化するひずみ解消の動き

経済成長できていない現状についてマルクスやシュンペーターなどの言葉を引用し説明していました。
象徴的な言葉
■資本主義はその成功ゆえに自壊する(シュンペーター)
■システムは排除すべきものがなければ内部に異質なものを作り出す(トマス・セドラチェク)

反グローバリズムや分権システムとしての仮想通貨の出現は必然だったのでしょうか。
蓄積された経済のひずみを解消しようとする動きは顕在化するというメッセージでした。

10年前に起きたリーマンショック以降の金融緩和の流れはアメリカやEUでは
既に反転に転じています。
日本も金融緩和によるひずみへの対応を求められる時期にあるようです。

急な景気変動などの可能性

今年は年初から株価や為替相場に大きな動きがありました。
米国、日本での極端な株式下落により避難的に円が買われ、一気に円高が進む波乱の幕開けです。

今年は急な景気変動に備えた準備を必要とするかもしれません。
それに伴い社会システムも大きく変革する可能性も秘めています。

編集後記

「欲望の資本主義」過去2年分の内容の重たさに2019年分はまだ録画したまま。
前日に家族でクィーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観に出かけました。
ラストシーン「ライブエイド1985」のフレディの熱唱では胸が熱くなりました。
共感力の持つ力は凄い。

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