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補助金申請において求められる現状分析資料の作成ポイント

材料は全て経営者の頭のなかに

事業を始めてしばらく経つと事業拡張のため新たに設備投資や運転資金が必要となってきます。
金融機関に融資を申し込んだり、助成制度を利用するためには申請書を提出しなければなりません。

その際に必ず作成しなければならない資料は自分の事業の現状を説明する資料です。
しっかりとした現状分析資料を作成する材料は全て経営者の頭のなかに入っています。

第三者に分かり易い資料を作成するには材料を要領よくまとめるだけです。

 

事業の全体像を掴みやすく工夫

事業の現状を構成する項目は3点あります。
1.事業に対する取り組み姿勢(経営コンセプト)
■事業を通じて目指していることや理念
■事業ドメインである「対象顧客」「取扱い商品・サービス」「販売方法」を具体的に記述

2.経営状況資料
■売上・損益資料
■必要に応じて商品や販売方法別に詳細分析

3.経営状況資料の評価
■売上、利益率などを基に「強み」「弱み」をピックアップ
■反省点や対応策の必要性

現状を表す資料=売上状況と思いがちです。
事業活動の前提となる経営コンセプト、事業ドメインの説明資料を前段に準備すると全体像を掴みやすくなります。

 

現状分析は事業計画書を構成する最重要要素

作成のポイントは第三者に見せて分かりやすい資料であることは言うまでもありません。
特殊な製品やサービスなどを取り扱っている場合は、その商品特性や取扱う理由も必要です。

基本的項目を作成したら必要に応じて補足すれば完成です。
現状分析資料をキチンと作成できたなら、対応策を考えながら今後の事業計画にもスムーズに取組めます。

現状分析は事業計画書を構成する資料の最も重要な要素といえます。
自分自身の感覚で感じたことも資料の中に反映すると一層よいでしょう。

 

編集後記

知人の女性が突然右足のアキレス腱を切ってしまい、手術後はしばらくは車いすとのこと。
アクシデントは突然起きるので、日頃から余裕をもって行動しようと思いました。

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