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地域経済リサーチのキャリアの活かし方

小規模都市ほど統計データ収集は困難

事業計画を作成するときは必ず地域特性の分析を必要とします。
取り組もうとする業種のマーケット状況の把握には人口など統計データの収集を行います。

収集データの種類は特に決められている訳ではなく、その特性を判断できる指標であれば構いません。
国や県など広いエリアでは精緻な統計データも小規模都市になるほど使える指標は少なくなってきます。

リサーチには統計データとともに産業の現場で起きている事象を捉え判断することを求められます。

 

地方経済分析スキルは貴重な資源

地方都市で経済分析しているのは財務省の地方事務所、日本銀行の支店、地方シンクタンクなど。
振り向けられる人的資源は限られたものにならざるを得ません。

経済分析の業績はほとんど間接的な効果として評価されるので、コストをかける対象になりにくいのです。
地方都市において経済分析スキルを有する人材は貴重な資源といえます。

 

産業支援業務との組合せを模索

たまたま地方経済分析キャリアを持ちえて、独立しようとしても簡単ではありません。
食べていくマーケットを確保しにくいからです。

事例自体少ないのでキャリア後の選択肢には大学講師、行政機関での関連業務などしか思いつきません。
わたしの場合は経営コンサルタント業務のなかで活かすことを模索しています。

事業者支援業務として有効な判断をしたり、産業界の現場支援のツールとしてノウハウを活用しています。
産業支援、政策提案、講演業務などと組合わせることで新分野への展開も可能となりそうです。

 

編集後記

あるシェアリング業務に仮想通貨を活用した事業プランの相談。
ワクワクするプランの話を聞いて久々に興奮しました。
ブロックチェーン技術は身近な問題を円滑に解決する力を持っています。

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