組織内のトラブル要因の大半は自己矛盾
複合化した組織や関係は時に責任所在不明のトラブルやストレスをもたらします。
注意すべきは自分自身渦中にある場合です。
客観的に然るべき要因で発生したトラブルは問題ありません。
しかし、組織上の自己矛盾を要因とする場合、解のない問いの答えを求めるようなことになります。
大きな組織では多かれ少なかれ発生することであり、忖度することは生きていくうえの必須要件です。
根本原因の追求に忖度は不要
大きな組織にいるといつのまにか不自然さに慣れ、責任のないことも自分に原因を求めるようになります。
自分も以前はそうでした。
会社を退職しフリーとなった今、時どきその頃染みついてしまった思考の自分を発見します。
その時は当然のことと捉えていても、根本的にずれていたら何時かブーメランとなって戻ってきます。
そうした経験を踏まえ、事業主の方との会話で気がけていることは「シンプルに考える」ということです。
問題の所在や根本原因を探る上では忖度的な考えを除外しなければなりません。
シンプルに考えて行動できる組織であるか
事業者はわがままな面を持っているべきだと考えています。
求めることを素直に自己主張できないと経営者は務まりません。
しかし、組織の成長とともに理念と行いの一致しない不整合はいつのまにか生じてきます。
不整合を自己矛盾として内包させたままの組織はいつか問題を露呈することになります。
経営者も従業員も自己矛盾の生じないようシンプルに考えて行動すべきです。
許容限度を超えているときにはその事実を共有し、自己浄化できなければなりません。
「シンプルに考え行動できる組織」であるかは、存続する組織かどうかを見究める判断基準ともいえます。
編集後記
個人事業であっても大会社であっても事業を立ち上げる経営者の抱える課題は共通しているようです。
意外なところでブログの感想を伝えられ、嬉しい思いをしました。
素の自分をさらけ出しコツコツとブログを続けていることの醍醐味です。