走っているときは「足が痛い」という意識を消すことで必死
モノゴトに集中するには雑念を払えばよいと言われます。
とはいうものの、雑念を払って集中する方法なんて日常のなかでは簡単に見つけられません。
お寺で座禅を組んで瞑想するのも良い方法です。
先日走った熊本城マラソンのことを思い起こすと、集中するということのヒントは満載です。
走っているとき、頭のなかは「足の痛み」のことを意識から消し去ることで一生懸命でした。
「考えない」ことに集中する
市民ランナーにとってマラソンは痛みで悲鳴をあげている足をだましながら走り続ける行為です。
完走するためには「痛み」と闘うのではなく、いかに気をそらせるかにかかっています。
この「痛い」と「走る」という二律背反行為をマラソンランナーは体験しているのです。
黙って走っていると押し寄せてくる「痛い」という意識から逃れる究極の方法にいつしか辿り着きます。
「考えない」という方法です。
そうしないと耐えられないのです。
迷わず目的の行為に集中する
この経験を通して考えたのは、日常のなかでモノゴトに取り組む行動も同じかもしれないということです。
生活をしているとどうしても人間関係、過去、未来、お金の心配など気になることばかりです。
「気にするな」とわかっていても気になることは仕方ありません。
しかし、マラソンレースで得た気づきは大きなヒントです。
「痛み」の意識に焦点を当てず、迷わず目的に集中する行動は前進する行為なのです。
編集後記
足の裏(足底筋)の痛みも徐々にほぐれてきました。
一か月後は「さが桜マラソン」にエントリーしています。
そろそろランニングの練習を再開しようと思います。