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インバウンド時代の地方創生

endlessboggie / Pixabay

国際クルーズ港拠点整備で旅客船受入れ能力は激増

インバウンド需要の高まりで、地方都市でも外国人旅行者の姿は珍しくありません。
一層の受入れを目指す国際クルーズ港拠点整備に九州では佐世保港(浦頭)も選定されました。

既存拡張分を合わせて佐世保市の15万トン級(旅客数5千人)旅客船受入岸壁は二ヵ所となり、
2020年の旅客船受入れ能力は現在の約4倍に跳ね上がることになります。

 

三セク鉄道や歴史遺産の既存インフラ活用のチャンス到来

国際クルーズ船の寄港増に伴い、インバウンド向けに実現を期待している企画があります。
日本最西端を走る三セク松浦鉄道を利用する佐世保~平戸ツアーの提供です。

平戸は鎖国時代の貿易港であり、明時代の英雄「鄭成功」(福建省出身)の生誕地でもあります。
日本ではあまり知られていません。
しかし、台湾や中国では今も絶大な人気とともに称えられています。

このツアーのポイントは三セク鉄道をインバウンド向けに活用する点です。
貸切車両を提供し旅情を満喫させられれば、ドル箱となる可能性もあります。

苦戦する経営のカンフル剤となれば、設備投資による好循環も期待できます。

 

オプションツアー開発の担い手は誰なのか

インバウンド効果を地方へ浸透させるためのオプションツアー開発の重要性は自明のこと。
三セク鉄道の活用など柱を決めて様々なバリエーションの展開を進めてゆけばいいでしょう。

ただ、きっかけとなるそもそものプラン開発に取組む担い手の姿はまだ見えていません。
国際クルーズ港整備後の都市イメージについてまだ具体像を持ち得ていないからでしょうか。

しかし、2020年からの運用開始まで残された時間はそう多くありません。
伝統産業、農漁村民泊ビジネス等々、地域資源を活用する大きなビジネスチャンスです。

 

編集後記

カメラマンさんに頼んでいたプロフィール用の写真データを受け取りました。
ブログのテーマも一緒に手を入れてみるつもりです。

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