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長崎県美術館「没後20年星野道夫の旅」写真展を観て

Free-Photos / Pixabay

アラスカの自然に生命の営みを映し出す写真展

7月17日(3連休最終日)の夕刻、美術館行きの提案に乗り長崎市まで車を走らせました。
到着したのは19時過ぎです。

来館者まばらな展示場に入ると迫力ある大自然アラスカの映像に一瞬で引き込まれました。
何万頭という数のカリブーの群れ、シロクマの親子、ねころぶアザラシの子供。

星野さんの感性で切り取られた自然の風景は、本来の生命の在り方を訴えかけてきます。
アラスカの自然を観ながら、日常生活で忘れがちになる大事な感覚を思い起こしました。

 

 

旅する人は見知らぬ土地で自分を振り返る

旅の醍醐味は異なる文化や風景にふれることです。
見知らぬ土地での経験を通しながら、いつの間にか自分の内面を見つめている気がします。

大型クルーズ船の寄港が増え、旅する人が身の回りにも増えています。
アジアインバウンド客の皆さんも日本を訪れながら、自分を振り返っているのでしょう。

爆買い景気ばかり注目されますが、旅する人の気持ちに沿った視点は見落とされがちです。

 

 

地方都市はアジアからのインバウンド対応で明暗分かれる

今後アジア諸国の経済の高成長以外に、確実と言える経済のプラス要因は見当たりません。
そのため地方都市におけるインバウンド対応策の位置づけは極めて重要です。

大型船寄港を可能とする港湾などハード整備は計画通りに着工できれば実現します。
一方、観光客の受け入れ態勢やツアールート開発等ソフト事業は簡単ではありません。
地域性を取入れた工夫が求められます。

コストを抑えて知恵を絞れるかで地方都市の明暗は分かれていきます。

 

 

編集後記

久しぶりに美術館でゆっくりと写真展を鑑賞できました。
閉館間際の入館も悪くありませんでした。

「没後20年 星野道夫の旅」写真展
2017.07.12~08.02 長崎県美術館
2017.08.05~09.03 福岡県久留米市美術館
2017.08.26~09.24 島根県今井美術館

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