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私鉄ローカル線の目指す方向性、インバウンド需要開拓

 

インバウンド需要対応は地方ローカル線の活用で

地方の私鉄ローカル線は人口減少とともに、ほとんどは厳しい経営状況を強いられています。
しかし、急増している海外からのインバウンド需要を取り込んで息を吹き返しているところもみられます

地元の足として存続するためインバウンド需要対応はローカル線経営にとって大きなチャンスといえます。
一歩踏み込むならば、これからのインバウンド需要には地方ローカル線ならではの対応が必要です。

 

受入れる国や地域を絞って整備を進める

中国をはじめ、東南アジアの富裕層の旅行形態は団体周遊型から個人周遊型へとシフトしつつあります。
周遊地は東京、大阪、京都などの代表的観光都市からひなびた地方都市へとすそ野は広がっています。

地方都市でインバウンド需要の伸びる要因
■東南アジア諸国の持続的な経済成長
■海外旅行者数の増加
■旅行需要の多様化
■国際旅客船受入れ港湾の整備

インバウンド全般の取込みを目指すのではなく、特定の国や地域からの来訪者を対象とするのも有効です。

 

協力的な事業者と観光ツアー企画の研究会開催

交通手段の手薄な地方における地方ローカル線の強みは、機動的な輸送能力を有していることです。
海外旅行者向けに当然整備すべきことは多々あり、沿線自治体の協力は不可欠でしょう。

全てお膳立てされるのを待っていても前には進みません。
インバウンド受け入れに積極的な事業者(酒造元、地元産品生産者など)にまずは声かけをします。

海外富裕層と接点のある関係者を呼んで懇談会(研究会)の場を設け可能性を探ってゆけばよいでしょう。

進めてゆく際のポイント
■地元キーマンをメンバーに入れる
■協力的な事業者にピンポイントで声かけ
■参加者を結びつける推進者の確保(最も重要)
■海外富裕旅行者情報提供者の存在

地元観光資源のピックアップを行い、然るべきタイミングで海外エージェントを招聘します。
観光資源の評価とともにツアー企画の可能性を検討していけば実現はグッと具体性を帯びてくるでしょう。

 

編集後記

年末年始とランニングしているにも関わらず、増えている体重に愕然。

走り込みで張ってきた筋肉を少しでも緩めるために整体にいきました。

再発を警戒して腰痛予防に注意を払っています。

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