絶対的な真理はみつからない
若いころは正しい考え方をしなければならないと信じていました。
その考えに従ってモノはみるべきものだと、思いこんでいたのです。
絶対的真理のようなものを探すようなもので、無限の探索を行っていました。
結論として無限のものを探索しても探し物はみつかりません。
いろいろな経験をするうちに、誰もが気づくし自分もそのことに気づいています。
ふと手にした「勉強の哲学」(千葉雅也著)は、今までモヤモヤしていたことに明解な示唆を与えてくれました。
実際に使ってみて自分で判断する
一般的にはシロかクロかはっきりすることを求めてしまいがちです。
モヤモヤしながら淡々と相対的な比較を続けていくなかに解決の糸口は見えてくるようです。
「使ってみないと分からないこと」と「使ってみて分かったこと」の言葉はよく似ています。
しかし、意味は全く違っています。
巷に溢れている気になるモノやコト、実際に使ってみて自分の判断を持てればいいなと感じています。
仮想通貨とアップルウォッチを「使ってみて分かったこと」
最近実際に「使ってみて分かったこと」の対象は二つあります。
仮想通貨とアップルウォッチ(series3)です。
これほどまでに新聞の経済欄を賑わしている仮想通貨ですが、自分から使ってみようとは思いませんでした。
たまたま知人と話していて試しにと少額購入したことがきっかけです。
アップルウォッチも興味は持っていたものの、購入までには至っていませんでした。
妻へのクリスマスプレゼントとして選んだことに自分も便乗したまでのことです。
仮想通貨もアップルウォッチも自分にとって「使ってみないと分からないこと」でした。
「使ってみて分かったこと」はとんでもなく便利であることと、急速に変わりつつある世の中や生活スタイルを実感させてくれるものだということです。
編集後記
「勉強の哲学」(千葉雅也著)を大学生の時に読んでいたなら・・・。
たらればの話をしても仕方ありません。
その頃この本に出合っていても、おそらく今ほど響いてはこなかったでしょう。