ブログ

理不尽だと感じていることの構造

不毛なストレスを減らそう

改まって話さなくてもお互いに分かっているだろうと思い込んでいることは意外にあります。
それぞれ間違っていないという信念を持っているほど、すれ違いも大きくなっていきます。

立場の違いをきちんと説明すれば、分かり合えるというものでもありません。
ただ、身をおいている環境や組織特有の価値基準の違いを想像できたなら、不毛なストレスに苛まれることは大幅に減らせるでしょう。

相手との価値基準の違い

「無理の構造」(細谷功著)は全150Pの薄い本であるにも関わらず、続けて3回ほど読み返しました。
本の帯に書いてあるキャッチコピーは、理不尽なのは「世の中」ではなく「私たちの頭の中」である、というものです。

何のことかサッパリ分からなかったものの、書いてある内容のひとつひとつを理解できるようになってくると思い当たることばかりでした。
前提となるのは川の流れのように、社会や組織も時の流れとともに変容するという当りまえと思えることです。

しかし、時の上流と下流の組織では特徴や必要とされるものも異なってきます。
理屈は理解できているのに、対人関係において置かれている環境の価値基準の違いにまで考えは及んでいなかったことに、わたし自身気づきました。

まさに目からうろこという感じです。

思い込みで決めていないか

日常で言葉を交わしていると何となく話の合う人物かどうか、勝手に判断しています。
ただ、話の噛み合わないときは「何故通じないのか」ということばかりに意識は向いてしまっているものです。

そのときに相手の価値基準を自分の思い込みで決めていないか、容易に振返ることはできないでしょう。
こうのように、きちんと整理されたものを提示されると納得しやすいことは確かです。

編集後記

家の近所の神社にも大きな桜の木があります。
一昨日は弁当とお酒(ワイン)を準備し歩いて花見に出かけました。
春を楽しんでます。

PAGE TOP