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正しいことの基準は前提によって変わる

「教えられること」と「求められること」は違う

学校で「教えてくれる」ことを社会でそのまま行動に移してもうまく行かないことは、働き始めると誰でも気づきます。
学校に限らず同じようなことは職場でも経験してきました。

例えば新社員研修では「出る杭になれ」と指導され、「寄らば大樹の陰」とは決して教えられません。
ところが配属された営業現場では誰も「出る杭」は求めておらず、真に受けて張り切ると宙に浮いてしまうことになります。

「教えられること」と「求められること」の一致しない現実に頭を悩まし、不必要なダメージを受けることもあります。

分かっていても自分の考えを優先

色々な部署を経験すると、人事部の研修担当と営業店の現場では立場や役割の違うことを理解します。
ただ新入社員だった当時、同じ会社内での半端ないチグハグ感に驚いたものでした。

このチグハグな感じを肯定的に受けとめるか、どちらかが誤っていると捉えるかで反応は全く異なってきます。
当時わたしは肯定的には受けとめきれず、結果としていばらの道を進むことになりました。

「求められること」は人、組織、立場、環境、国などによって違うと、誰でも頭では分かっているのに、自分の考えを優先してしまいがちなのです。

良い悪いではなく組合せの相違

必要なことは周りに迎合するということではなく、その場を支配している考えを肯定化することでしょう。
そのうえで取るべき行動を判断できるようになると、矛盾に悩むことはなくなるはずです。

自分の「在りたいこと」とその場で「求められていること」に大きな乖離を感じるときは、その場を去り自分に合っている場を探すのもありでしょう。
どちらが良い悪いの問題ではなく、組合わせの相違との判断で先に繋がる行動を取りたいものです。

編集後記

昨晩は友人の経営する古民家カフェを夜間訪問。
隣接して植えてあるライトアップされた桜の木を鑑賞しました。
暗闇に映えて見事です。

古民家カフェこもれびの夜桜
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