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実際に役に立つのは理論書か、ケーススタディ書か

立派な理論書ほど読まないまま

経営に関する書籍は理論書とケーススタディ書に大別できます。
読みやすいのは断然ケーススタディ書でしょう。

現実に起こっている事例を題材にするので、多くの場合分かりやすく身近に感じられます。
そうであるにも関わらず、つい立派な理論書を購入し何年も読まないままになっていたりします。

既に陳腐化している可能性も

何故理論書を購入するのか考えてみると、体系的に知識を得られそうな気になるからと言えます。
その分野に疎いほど手っ取り早く知識を仕込みたいという気持ちも強く、つい手を伸ばしてしまいます。

しかし、読み物として理論書の内容はどちらかというと重く、買ったはいいものの何冊も本棚の飾りにしてしまいました。
私の本棚の飾りはM・E・ポーターの競争シリーズです。
■競争の戦略
■競争優位の戦略
■競争戦略論Ⅰ

随分前に購入し、まだまともに読んでいません。
何かをきっかけとする強い決意を伴わない限り、読破することはないでしょう。

既に理論的には陳腐化している可能性もあります。

積読の本を見るたび反省

一方、ケーススタディ書は臨場感を持って読み進められます。
本の章立ての最後の方に、まとめ的な整理文があると理解も一層進むようです。

ある程度ケーススタディ書を読みこなしていると理論書の内容も随分理解しやすくなってきます。
本来は両方を交互に読むと良いのでしょう。

その気になって購入しただけで、積読のままの本を見るたび反省しています。

編集後記

経営サポート活動もデスクワークとフィールドワークをバランス良く行なうことでしょう。
インプットした知識を自分の言葉で事業者にアドバイス出来たときは最高です。


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