中小企業対策費予算案は前年度並み

2018年12月21日に平成31年度予算案は閣議決定され、公表されました。
中小企業･小規模事業者関係の資料から助成金に関わる項目を抜粋整理します。

一般会計の中小企業対策費は1,117億円(前年度比＋7億円)と前年度並みでした。
予算は31年1～3月の国会審議を経て成立します。

ものづくり関連で当初予算化50億円

｢ものづくり･商業･サービス補助金｣｢持続化補助金｣｢IT導入補助金｣は中小企業生産性革命推進事業として一体的に措置されています。

中小企業生産性革命推進事業(30補正1,100億円←29補正ものづくり1,000億円、IT導入500億円)
■ものづくり･商業･サービス経営力向上補助金(補助率通常1/2、小規模2/3、上限1,000万円)

新たに｢ものづくり･商業･サービス高度連携促進事業(31年度新規50億円)｣の予算化も行われています。
■事業者間でデータを共有･活用することで生産性を高めるプロジェクトの支援
　企業間データ活用型(補助率1/2、上限2,000万円)
　地域経済牽引型(補助率1/2、上限1,000万円)

消費税率軽減対応のレジ導入補助拡充

地方公共団体による小規模事業者支援推進事業(31年度新規10億円)
■小規模事業者持続化補助金(補助率2/3、上限額50万円)

消費税軽減税率対応レジ導入補助金制度の拡充
■対象事業者に旅館･ホテル等を追加
■補助対象の拡大(事業者間取引の請求書等作成、レジ設置と別途に行う商品マスタ登録)
■補助率の引上げ(レジ改修等3/4、3万円未満レジのみ導入4/5)

編集後記

｢バカとつき合うな｣(堀江貴文、西野亮廣著)を読了。
あっという間でした。
知識→行動ではなく行動→知識。
行動した後に知識はついてくる、なるほど。