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京都、南座で歌舞伎を観る紀行

染五郎を追いかけて京都へ

歌舞伎を初めて観たのは4年前でした。
妻に福岡博多座へ連れ出され、それ以来、時々一緒に観に行っています。

今年6月にも染五郎さんの10代目松本幸四郎襲名公演を博多座で観ました。
今回の南座公演も高麗屋三代の襲名お披露目の舞台です。

「京都で観る」という理由のもとに出かけて行きました。

 

開場を待つ人でごった返す南座入口

JR京都駅から東山区の南座まで、街並みを感じながら鴨川沿いに30分ほどをそぞろ歩きしました。
高層ビルもなく川沿いののどかな風景はどこか懐かしくもあります。

街並みのなかに見えてきた南座の建物は、また自然な感じで建っていて少し驚きました。
極彩色で彩られているのに異様さを漂わせることなく街の風景の延長上にあったからです。

もちろん開場を待つ大勢の人で入口付近はごった返していましたけれど。
佐世保に戻ってきて、京都のよさは街の風景に感じるこの何気なさだったかなと思い返しています。

 

高麗屋三代の魅力

歌舞伎のメイン演目は「勧進帳」。
逃避行を続ける源義経・武蔵坊弁慶らと、関守富樫左衛門の緊迫したやり取りは迫力ありました。

富樫左衛門を松本白鸚(9代目幸四郎)、弁慶松本幸四郎(7代目染五郎)、義経市川染五郎(金太郎改め)の配役です。
テレビで観るのと違って、役者、囃し方の一体となった臨場感を楽しめました。

白鸚は存在感、幸四郎はメリハリのある気迫、染五郎はさわやかさという印象です。
三人三様のオーラみたいなものを感じられただけでも収穫だったといえるでしょう。

徐々にですが歌舞伎の魅力を感じるようになってきているような気分になれました。

 

編集後記

歌舞伎の魅力を語るなんて自分でも驚いています。
それだけインパクトを受けているということでしょう。
新しい経験に感謝です。

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