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覚悟の定まっていない創業相談者に対するサポーターのアドバイス

創業には兼業も副業もある

創業を希望される相談者は大きく二つのタイプに分けられます。
事業を興すことに対して覚悟を定めて相談に来ているかそうでないかです。

副業や兼業を検討されている方もいれば、考えているアイデアについて意見を求められる方もいます。
なので、創業を考えている人は必ずしも覚悟を持っておくべきと考えている訳ではありません。

 

夢の部分だけでなく現実的な視点を持っているか

事業は「自分の夢」であるとともに「生活」でもあるのです。
様々な形態の事業があるなか、夢と生活のつじつまを合わせられなければ事業は長続きしません。

生活と切り離して相談に対応できるときは、夢の部分を中心とした可能性についてアドバイスします。
こうした方は稀で、多くは生活の確保は未確定なまま夢の部分を中心とした相談です。

将来へ希望を持った取組みであっても、現実的な視点を欠いている場合は生活の確保を考えてもらいます。
想定できる課題の対応について自分の考えを持ち、解決策をイメージできる方は無理なく創業できます。

 

アイデアの提案よりも重要なこと

事業を始めることにしっかり準備されている方は、相談にみえた時点で直ぐ分かります。
現実的な課題のシュミレーションをほぼ済ませています。

こうした方に現実的な課題はサラリとした問いかけで十分です。
自分のなかでいざという時の対処法を持たれているからです。

サポーターの大きな役割は創業者自身に夢と生活のつじつまを合わせる自覚を持たせることかもしれません。
アイデアに関する提案よりもはるかに重要なことでもあります。

 

編集後記

2年以上を超えて準備し開業されたカフェに昨日お邪魔しました。
長年勤めた職場を離れ、ホテル勤務を経験してからの開業です。
これからオーナーとしての道を歩かれるんだなと感慨を持って伺いました。

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