創業支援施設の整備のあり方は達成すべき目的次第

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福岡市と北九州市のスタートアップカフェ視察

起業を志す人たちの相談窓口はスタートアップカフェと呼ばれるスペースへと変貌しつつあります。
きっかけとなったのは起業家ひとりだけでは飛躍的な成長は見込みにくいという考えにあります。

事業計画を具体化する前の段階で、気軽に相談に行ける環境を整えること。
起業の志を持つたくさんの人の集う交流の機会を提供し、ともに飛躍してもらおうという意図のようです。

福岡県の代表的な施設Fukuoka Grouth Next(福岡市)とCOMPASS小倉(北九州市)を視察しました。

 

運営は民間事業者による

どちらの施設も100万人都市である自治体の管理する創業支援施設です。
Fukuoka Grouth Next(福岡市)

COMPASS小倉(北九州市)

共通していること
■市有財産を活用(旧小学校、旧輸入促進中核施設)
■運営は民間委託
■都心立地
■快適性重視
■起業家の要望に極力対応
■コミュニティ機能

結構な規模の予算を投入し、民間への委託によって利用者目線での環境と運営を実現しています。

 

地元施設の交流機能向上策をどう図るか

二つの都市においては国や県のほか、民間も含め幾つもの創業支援施設が立地しています。
わざわざ鳴り物入りのスタートアップ施設を整備した狙いは総合的な機能を備えるためではありません。

集いやすい施設(ハコ)を提供し、起業活動の活発化を促すためのようです。
事業種別に応じた専門的アドバイスは連携する支援機関や民間投資家に繋ぐこともできます。

地元出身の事業者たちを起業支援の応援団として巻きこめることも行政ならではの取組みといえます。
都市によってビジネス環境や財政規模はもちろん、潜在起業家のポテンシャルは違います。

地域事情に合った現実的な整備の在り方を突き詰めていくと、自ずとあるべき姿は見えてきそうです。
大事なことは他都市の華やかな施設に目を奪われず、達成すべき目的を明確にすること。

そのうえで交流機能の向上策や運営改善点を探っていくことではないでしょうか。

 

編集後記

昨日までは潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録認定を受けて大変な騒ぎでした。
今日は台風7号の通過の影響で外は凄い雨風となり、自然災害の発生に神経質になっています。

エムサポーティングオフィス
代表 島浦 誠

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