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小規模事業者持続化補助金、平成29年度補正分の記入のポイント

採択の基準は公募要領の「審査の観点」に

小規模事業者持続化補助金は販路開拓に必要な経費を補助するとても使い勝手の良い助成金です。
毎年大体この時期に募集し、現在受付期間中であり〆切は5/18(金)までとなっています。

申請手続中の方は窓口である商工会議所や商工会で申請書の最終チェックを行われていることでしょう。
予算には限りがあるので書類審査により採択者は決定されます。

審査は公募要領に記載されている「審査の観点」という項目に従って行われます。
求められている内容を把握しておくことは採択されるために必要なことと言えるでしょう。

 

ポイントに対応した記述を行う

加点方式により以下の項目で審査は実施されます。
項目の求めているポイントはしっかり理解しておくと良いでしょう。

①自社の経営状況分析の妥当性
経営の現状について経営資源、提供している製品やサービス、強み弱みなどを把握しているか問います。
今後の施策や対応策の基礎になるものです。

②経営方針・目標と今後のプランの適切性
自社の強みを踏まえているか、対象とする商圏特性の分析と対応策必要。

③補助事業計画の有効性
具体的で実現性はあるか、経営方針・目標と一体性はあるか、創意工夫、ITの有効活用。
ITに関わる工夫は必ず何かの形で盛り込む。

⓸積算の透明・適切性
事業費の計上内容の妥当性、見積もりに基づいて正確に算出されているか。

審査する際に読みやすく分かりやすい記述であることにこしたことはありません。
必要に応じて図や表も挿入すると良いでしょう。

 

特別加点項目は事業環境の変化で変更

審査の項目は毎年全く同じではありません。
その年の事業環境を反映する補足も行われます。

通常の審査項目以外に今回は以下の場合は別途加点されます。
■代表者が満60才以上で後継者の補助事業申請
■「事業承継計画」の提出者
■「先端設備等導入計画」認定申請の意志のある事業者
■「経営力向上計画」認定者
■過疎地域に所在し地域経済発展に取組む者

該当される方は申請時には漏れのないよう書類を揃えて出すとよいでしょう。

 

編集後記

持続化補助金の申込申請の〆切(5/18)が迫ってきました。
受付窓口の商工会議所では添付書類の準備もあるので、実質〆切は早まりそうです。
今日、駆け込みの申込み相談を受け付けました。
何とか採択されることを願っています。

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