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仮想通貨の投機的側面と非投機的側面

懐疑派から肯定派へ

仮想通貨に関する周りの人たちの反応を窺うと懐疑派と肯定派に分かれているようです。
意見の分かれる大きな理由のひとつは投機的要素や事件・事故に対する捉え方にあります。

よく分からないものについて懐疑的になることは自然なことといえるでしょう。
私も当初は懐疑派でした。

しかし実際に仮想通貨を購入しその仕組みの有用性を知るにつれ今は確たる肯定派へ変わっています。

 

投機的側面をクローズアップするニュース情報

仮想通貨の歴史は浅く、ほんの一部のひとたちの取組みから始まりました。
一般の人たちは事件や事故のニュースでその存在を知り、クローズアップされたのは投機的側面です。

仮想通貨の投機的側面
■価格は大きく乱高下する
■大きなリターンを見込める
■詐欺行為を目的に開発されるものもある
■取引所から通貨流出するなど不安定性を抱える

こうしたニュース情報だけを受け取れば、誰しも怪しい金融商品としか見做しません。

 

「ブロックチェーン」の仕組みは分かりにくい

一般の人たちに仮想通貨の持つ有用性は簡単に伝わりません。
「ブロックチェーン」というテクニカルな仕組みを理解するのは容易ではないからです。

ただその有用性はまぎれもなく世の中のルールを変えていくものだといえます。

仮想通貨の非投機的側面
■「ブロックチェーン」技術により取引履歴は守られる
■取引所を介することで法定通貨との交換可能
■商取引の決済手段として普及しつつある
■P2P分散型ネットワークによる圧倒的なコスト削減効果
■文書管理事務への応用研究活発化
■法整備による取引の安全性管理の動き

投機的側面をもつのは株式などと同様のことでしょう。
注目すべきは非投機的側面の有用性を活用した世の中の変革の動きです。

 

「仮想通貨」技術活用の具体的効果

有用性については不動産の売買取引を考えると分かりやすいかも知れません。
取引に際しては金銭の授受を伴うので通常銀行の応接室などを利用します。

不動産(土地)取引の立ち合い者
■土地販売者
■土地購入者
■権利移転登記者(行政書士等)
■銀行員
■売買仲介者

合計5人の立ち合い者を必要とするのは取引の記録を確定するためです。
「ブロックチェーン」システムを使った取引履歴は改ざん出来ません。

このような不動産取引も将来は立ち合い者不在で取引することも可能になると考えられているのです。
未整備だったルールの制定につれ、仮想通貨の評価のウェイトは非投機的側面へと移ってきています。

 

編集後記

国会で議論されている公文書の管理の問題。
「ブロックチェーン」システムを導入したならば大きな効果を見込めるのでは。
そのようなことを考えているのは私だけでしょうか。

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