経営改善に取り組む中小事業者の求めているサポート

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返済条件変更後は簡単に借入できない

知人の税理士からの電話を受けると、顧問先の事業計画を見てくれないかという依頼でした。
同業者からの事業譲受に伴い若干の設備費用を必要とするので、それを手伝ってくれというのです。

譲渡される事業を見ると売上、利益ともに申し分ない内容です。
わざわざ手伝う必要もないだろうとよく聞いてみると、リスケ先でした。

リスケ先とはリスケジュール先の略語で、銀行借入金の返済条件を変更したことを意味します。
返済繰延や返済元金減額などの条件変更適用を受けると簡単に借入できなくなります。

 

事業者のため金融機関はもっと外部専門家の活用を

こうしたケースの場合、通常はメインバンクに相談し、事案の内容に基づいて対応策は検討されます。
メインバンクの反応は芳しくなかったようで、わたしに連絡のあった理由も呑み込めました。

反応の芳しくなかった(考えられる)理由
■譲受された事業を評価できない
■事業者の経営状況を把握していない
■対応に必要な経営改善計画作成を負担に感じている

借入金の返済条件の緩和や新規借入の申込みには、事業者の「経営改善計画」作成を必要とします。
短期間で交代しているメインバンクの担当者にとって、負担感の大きい作業であったことは確かです。

十分に対応できないならば、知人の税理士のようにもっと外部専門家の活用を検討してもよいでしょう。

 

事業者は同じ目線で寄り添うサポートを求めている

銀行員であった頃、事業者とは金融取引重視の関係でした。
支援機関業務に従事する今は経営全般に対するアドバイスを提供しています。

資金調達計画の前に現状の姿をしっかり掴まないと現実に即した経営改善案は策定できません。
事業者の本音を拾い上げ決算書は実態に即して修正することを前提としています。

事業計画をもとに明るい将来展望を描いたり、本当に見通しの立たない場合は事業クローズも提案します。
事業者は同じ目線で寄り添い応援、鼓舞してもらうことを求めているのだなと感じるようになりました。

事業サポーターとなるためには、お互いに信頼のおける相手と認めあうことから始まります。

 

編集後記

知人たちの異動のお知らせとともに送別会の連絡が届き始めました。

新しい環境に旅立つ人たちに幸あれとエールを送ります。

 

エムサポーティングオフィス
代表 島浦 誠

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