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事業支援に取組んで3年、自分の仕事をたな卸し

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最も多かったのは創業と新分野進出の相談

銀行員から事業支援の仕事に転じてこの3月末で丸3年を迎えます。
ひと区切りつくこの時期にこれまで手がけた相談事案を振り返ってみました。

行政サービス施設での相談業務の間口は広く、色々な相談を受けます。
とはいいながら、最も多かったのは創業と新分野進出の相談でした。

 

金融機関のチェックポイントを押さえた事業計画づくり

創業の相談者は概ね二つのタイプに分けられます。
ひとつは事業のノウハウをある程度持っていて、準備も整っている方です。

来所される目的はほぼ創業時の設備や運転資金の融資の相談です。
この場合は前職での経験もあり、ある程度自信を持ってアドバイス出来ました。

創業融資は前向きな案件でもあり、サポートした相談事案はほぼ金融機関の審査を通っています。
金融機関の気にするポイントを踏まえて事業計画を作っていることも要因となっています。

数は少ないものの新分野進出の案件もマーケット調査などの経験を事業計画づくりに活かしています。

 

課題はコーチング力を高めること

もうひとつの創業相談のタイプは具体的に何から取り組むのかまだ掴めていない方です。
自分の本当にやりたいことは何かということから面談し、事業を興す覚悟について向き合ってもらいます。

こうした会話を引き出していくには相手に寄り添うことと指導力をもっていないとできません。
コーチング力を高めることは今後の課題でもあります。

創業事案のほか既存事業者の経営改善相談は信頼されていなければなかなか受けることはありません。
最近、ようやく経営改善計画の案件の依頼を受けたのでしっかりサポートしたいと考えています。

 

編集後記

今日はよろず支援拠点事業モデルの一つ、板橋区立企業活性化センターの中嶋センター長の講演会でした。

経営の立ち行かなくなった事業者の経営改善計画作りについて、短い時間に濃密な内容の話をされました。

実践に役立つ基本資料も提供され、時間をかけて会場まで足を運んだ甲斐がありました。

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