必ず得意分野を持っている
仕事をバリバリとこなしている方とお話をしていると時間の経つのをつい忘れてしまいます。
造詣の深い分野の事象を軸に関連する様ざまな話題に興味深い視点を持っておられるからです。
自分もこんな風に語れるような視点を持つにはどうしたものかと考えてしまいます。
はっきりしているのは得意分野を持っているということでしょう。
他人からの視点を意識した時の得意分野
■人よりうまくこなせる技能・技術
■人より長く従事したキャリア(10年程度)
■人のしていない経験
■好きなこと
得意分野とは長く続けられること
無の状態からいきなり得意分野はわいて出るようなことはありません。
しかし、今まで生きてきたなかで自分のたな卸しをすると得意分野の候補を探すことは可能です。
石の上でも3年と言いますが、長く続けられたことは即得意分野と位置付けるべきです
こうした得意分野をもっていなくても候補のなかから自分に合う技能を選んで育てていくことです。
選ぶポイントは長く続けられるかどうかという視点です。
苦しくても自分の獲得したい技能と仕事を一致させることを目指すことは大事です。
会社勤めである場合は一致させられないことが多く、わたしは随分悩みました。
それでも何とか接点を求めて淡々と取組んでいくうちに道は開けて行きます。
複数の得意分野を育て掛け合わせる
必ずしも同じ分野に長く従事できなくてもかまいません。
まだ若いうちであれば思い切って異分野・異業種へ飛び込み可能性を試すこともひとつの選択です。
そうした時でもこれまで経験したことのノウハウを上手に活用することを考えると良いでしょう。
畑違いであることは大きなハンデであっても、人より努力することの原動力になります。
得意分野の柱を育てていくためには、二足のわらじを履くことも必要です。
周りから圧力を受けたり、時間確保に要する労力も後から自分に返ってくるリターンの糧となります。
育ててきた複数の得意分野は掛け算することです。
キャリアアップの上手な方はひとつの分野に固執せず、複数分野を組み合わせた独自の感覚をお持ちです。
人の持つ得意分野はそれぞれなので組み合わせたものは違いのあるものに必ずなります。
その人ならではの特有性こそ、大きな魅力だといえます。
編集後記
日常の業務として事業計画や改善計画作成のサポートをコンスタントに行っています。
しかし、究極の目標は事業者本人の成長を促し成功に導くことだと思っています。
昨日は才能のある若い技術者をその分野に幅広い知見をお持ちの方と引き合わせました。
お互いに刺激を受け合われたようで間に入った手ごたえを感じました。
人と人とのマッチングもいっそう積極的に働きかけていきます。