ブログ

経営革新の取組みは遠い道のり

fancycrave1 / Pixabay

経営理念を新たに制定するくらいの労力必要

社員ひとりひとりが目的に向かって自発的に行動する組織はひとつの理想の形です。
社長によるトップダウンの会社をこのような組織に変革することは並大抵のことではありません。

経営トップ以下幹部社員だけでなく、社員ひとりひとりに経営理念は浸透していなければならないからです。
上意下達ではなく自分たち自身で納得出来るような経営理念を設定するくらいの労力を必要とします。

この改革に成功すると会社は見違えるような組織に生まれかわります。
中途半端な取組みであるならば、ほぼ失敗します。

 

推進リーダーはあくまでも社長の分身役

改革のための大前提は社長自ら推進役トップであることです。
社長の分身役として推進リーダーを外部から招へいすることは問題ありません。

あくまでも社長の分身役以上の仕事を期待すべきではないでしょう。
要所においてはトップの関与は不可欠です。

 

経営革新の取組みは「価値前提の経営」の実践

理念経営を実践するための重要な概念に「価値前提」というものがあります。
これは自らが大切に育んでいきたい価値に基づいて考えるというものです。

「価値前提の経営」に必要なこと
■組織の望ましさは何か、組織はどこを目指すのかを明らかにする
■長期的で恒常的な目標を設定しそれを目指していく
■事実を長期的目標からとらえて意味を明らかにする

経営革新の取組みはこうしたことを組織の中に具体的に落とし込んでいく作業から始まります。
長期的な計画をたて、根気よく取組むことが求められます。

 

編集後記

個人でスタートする事業活動も大きな組織へと成長していきます。

事業を始めようとしたきっかけや動機は経営理念に繋がるものです。

長く続く事業かどうか、重要な問いかけです。

 

PAGE TOP