卓越した「共感性」により広がる事業範囲
クラウドファンディングではwebサイトを通じて事業計画に共感した人たちから資金を調達します。
利用者から「共感」を得ること自体は創業時における事業実現の重要なポイントの一つです。
クラウドファンディングによる資金調達ではさらに卓越した「共感性」を必要とします。
そのため企画段階で事業コンセプトの共感性をブラッシュアップしなければなりません。
その事業規模はコミュニティビジネスや趣味など小規模事業から大規模プロジェクトへと広がっています。
注目すべき地域事業への効果
共感の対象となる事業の特性には以下のようなものがあります。
■趣味嗜好
■こだわり
■イベントコンセプト
■社会貢献への寄与度
■地域貢献への寄与度
特に地域貢献へ寄与度の高い地域事業において、クラウドファンディングのもたらす特殊な効果に注目しています。
資金を集める手段としてだけでなく、地域の関係者を連鎖的に結びつけてゆくからです。
インパクトを発揮するメディアのパブリシティ効果
地域資源を活用した地域事業である場合、最大の効果はメディアによるパブリシティ効果だといえます。
地域活動の内容とともに、一定の支持を得て資金調達できたならば話題として取り上げられやすいのです。
パブリシティ効果により、自治体、支援機関、研究機関、金融機関からの協力も得やすくなります。
助成制度を活用できる産学官金連携の大規模プロジェクトへと発展することもあるのです。
地域事業といっても地域資源を活用するという意味であり、全国、海外への展開も十分可能となっています。
「地域事業」「共感性」「クラウドファンディング」は一体となりながら、地域活性化のあり方を変えつつあります。
クラウドファンディングを活用した地域事業の事例
■株式会社鯖や (鯖寿司専門店)「クラウド漁業プロジェクト」
編集後記
仕事で妻は京都に行ってきました。
おみやげにはお漬物と阿闍梨餅。
京都はおみやげ、ほんと豊富ですね。
感謝しながら、おいしくいただきました。