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予算概算要求からみた中小企業施策の重点項目

Felix_Broennimann / Pixabay

予算の概算要求資料は政策の凝縮版

先日、研修の一環として九州経済産業局から次年度の中小企業施策について話を聞きました。
準備された資料は細かい文字でびっしり、一見しただけで読み込む意欲を失うような内容です。

しかしせっかくの機会なので世の中のニーズを探る資料だと思いメモをとり整理してみました。

8月末に経済産業省は概算要求を財務省へ提出し、国は現在予算編成作業を行っています。
概算要求資料は次年度の中小企業施策を凝縮し、世の中のニーズを反映しています。

 

最も力の入っているのは事業承継施策

施策の冒頭に日本の直面する課題は人口減少・高齢化であると前おきされています。
重点項目として力の入っている施策項目は3点です。

重点項目
①事業承継・再編・統合による新陳代謝の促進
■相当なボリュームを割いており、経営者のスムーズな事業承継に最も力を入れています。
②中小企業・小規模事業者におけるIT活用の拡大
■なかなか進まないIT活用の状況をなんとかしようとしています。
③人材不足への対応
■大きな問題となっている人手不足は放置出来ない課題です。

事業承継問題に関しては既に全都道府県に設置されている「事業引継ぎセンター」を活用し、
細やかな対応を実施することになっています。

 

支援関係者も当然対応の準備必要

重要項目の3点の施策に関しては、概算要求額も充実した内容となっています。
幅広い事業者に関係する項目であり該当する課題については支援策を確認されるとよいでしょう。

充実した支援策を活用できるはずです。
支援する立場の皆さんにおいて、スムーズな対応の準備をしておくことも大事です。

 

編集後記

白ワインが好きで(からだに合っている)、家飲みしています。

主にブルゴーニュ産のシャルドネとボルドー産のソーヴィニヨンを購入していました。

初めてブルゴーニュ産のピノノワール(赤ワイン)を購入して飲みました。

やはり合わなかったようです・・・・。

 

 

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