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廃校となった小学校の跡地活用に必要なコンセプトづくり

廃校になった旧北野小学校を活用した「北野・工房のまち」

子供の数の減少に伴い、全国のいたる地域で小学校の統廃合は行われています。
今回の旅行先の神戸市にも廃校となった小学校を活用した施設がありました。

北野・工房のまち」は1998年の誕生と、約20年前から跡地活用に取組まれていました。
現在1Fをグルメフロア、2Fをクラフトフロアとして21店舗の入居、3Fは講堂として使われています。

 

新しいまちの拠点づくりのコンセプトを作成

学び舎としての学校跡地への想いから、ありのままの形で残したいという要望。
地域コミュニティの場や観光の拠点など様々な意見が出たようです。

これらの想いは「神戸ブランドに出会う体験型工房」とのコンセプトに集約されています。

具体的にはテナントとして入居する際の条件にも反映されています。
■「こだわり」があること
■「手づくり」であること
■人にやさしいこと
■「神戸らしい」こと
■「安心」できること

 

ポイントはオリジナルのコンセプトを創ること

地方では廃校になる学校は益々増えており、跡地活用の取組みは地域の課題となっています。
その立地する場所は街中であったり、山間部だったり様々です。

活用の仕方は当然、その地域の事情に応じた無理のないものであるべきです。
地域住民の想い、経済持続性、地域活性化への寄与度などからのコンセプトを必要とします。

そのポイントは地域の状況に応じた地域オリジナルのコンセプトを創ることにあるようです。

 

編集後記

旅の醍醐味は発見に出会うことです。

限られた時間のなか、神戸のまちでも多くの発見がありました。

惜しむらくは灘の酒との出会いを果たせなかったことです。

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