持続化補助金の採択件数最多は福岡県
7月27日に平成28年度二次補正予算追加公募分の採択者発表がありました。
前回応募(H29.1.27〆切)不採択の再申込者間で熾烈な争いとなった模様です。
この補助金の申請は商工会議所及び商工会で受付けており、
それぞれの管轄での集計数を合計し、県全体の採択数を算出してみました。
単純に九州・沖縄の県別採択件数で、最多は福岡県(219件)と順当な結果といえます。
事業者数対比の県別採択率はダントツで鹿児島県
小規模事業者数の対比で採択率を算出すると、全く違った特徴を確認することができます。
採択件数 | 小規模 事業者数 |
採択件数/ 事業者数 |
|
鹿児島県 | 185 | 46,155 | 0.40% |
佐賀県 | 79 | 21,819 | 0.36% |
熊本県 | 143 | 45,321 | 0.32% |
宮崎県 | 90 | 32,074 | 0.28% |
長崎県 | 102 | 37,851 | 0.27% |
合 計 (平 均) |
976 | 376,725 | 0.26% |
大分県 | 70 | 31,580 | 0.22% |
沖縄県 | 88 | 42,259 | 0.21% |
福岡県 | 219 | 119,666 | 0.18% |
九州沖縄8県の平均採択率0.26%に対し、
最も高いのは鹿児島県の0.40%でした。
採択件数で最多の福岡県は採択率で最下位0.18%と、
考えさせられる結果となっています。
今回の採択結果は高いレベルでの争い
助成金申請で採択されるためには一定レベルの書き込みを必要とします。
特に初めての場合、事業者だけで申請書を作成してもうまくいきません。
第三者の目を通さないと自社の経営を客観的に捉えられないからです。
今回の持続化補助金申請は一度申請した書類に手を加えたケースも多かったと判断されます。
そう考えると、採択結果には地域のサポート体制や、事業者の関与レベルの差も影響しているかもしれません。
地域の支援事業者として、日頃から信頼されるサポートの重要性を改めて実感しています。