自分のおかれている状況を知る
事業を始めようとするとき、何から手を付けて良いかすぐ分かる訳ではありません。
自分の考える事業のおかれている環境について、客観的に整理する必要があります。
SWOT分析は環境分析のツールとして使われる手法です。
整理の仕方は至ってシンプルであるものの、現状を捉えるには優れた手法です。
内部環境と外部環境の強みと弱みを書き出す
SWOT分析のSWOTは分析する項目の頭文字をとっています。
■内部環境の強み(Strength)
■自社のプラス要素
■内部環境の弱み(Weakness)
■自社のマイナス要素
■外部環境の機会(Opportunity)
■自社の外部に存在するプラス要素
■外部環境の脅威(Threat)
■自社の外部にあるマイナス要素
内部環境とは自社のもつ技術やサービス、組織体制など。
外部環境とは市場、立地、流行、利用人口、競合状況などです。
これらを書き出してみると、自社のおかれた環境を客観的に判断できます。
プラス要素 | マイナス要素 | |
内部環境 | Strength 強み |
Weakness 弱み |
外部環境 | Opportunity 機会 |
Threat 脅威 |
クロスSWOT分析で戦略を立てる
SWOT分析で内部、外部環境の強みと弱みを書き出すだけでは羅列にすぎません。
それぞれの情報を掛け合わせて対応策を考えることで、戦略を立てることができます。
強み | 弱み | |
機会 | 積極化戦略(強み×機会) | 段階的施策(弱み×機会) |
脅威 | 差別化戦略(強み×脅威) | 防衛・撤退(弱み×脅威) |
これからどのような手を打つのか、具体的な方策を立てて行動を起こすことが大事です。