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成長可能性都市ランキング結果をみて感じたこと

暮らしやすい九州の都市

野村総合研究所は2017.07.05に「成長可能性都市ランキング」をリリースしました。
総合10位に佐世保市がランキングされ嬉しくもあったので、内容についてコメントします。

この調査は都市の成長可能性を以下6つの視点で131の指標を用いて分析されています。
■「多様性を受け入れる風土」
■「創業・イノベーションを促す取り組み」
■「多様な産業が根付く基盤」
■「人材の充実・多様性」
■「都市の暮らしやすさ」
■「都市の魅力」

総合順位で九州の都市は「福岡市」「鹿児島市」「久留米市」「佐世保市」が10位内に入りました。
総じて「生活しやすさ」「働きやすさ」など環境面で上位になっているので、九州は暮らしやすいのでしょう。

 

「多様性を受け入れる風土」で佐世保は第3位

佐世保市は「多様性を受け入れる風土」というカテゴリー(視点)で第3位になっています。
これはすごいなと、カテゴリーの集計の内容を詳しく調べてみました。

このカテゴリーは「5年前と比べた転入数」など12の指標で構成されています。
うち6指標は「住民アンケートによる評価」なので住民の意識が大きく反映されています。

つまり、佐世保市民は「多様性を受け入れる風土」であるという高い意識を持っているのです。

 

 

地域資源は既にある、ポイントはどう伸ばすのか

都市が持続的に成長するために必要な暮らしやすさとは、変わらない環境であるといえます。
一方、新しい産業創出のためには既存産業のあり方を変えていくことが求められます。

変わらない暮らしを維持しながら、新しい産業を創っていくことは可能なのか。
他地域と競合しない地域資源を伸ばし、世界市場へ供給できる産業へと育てていくことにその答えはあります。

どの地域にも地元ならではの資源はあります。
ポイントはどう伸ばしていくのか決定し、他地域に先行して取組むことです。

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